日本マグネシウム協会は、12/15(金)に機械振興会館にて、令和5年度技術講演会「ダイカスト用溶湯難燃マグネシウム合金の開発とその応用」を開催します。
構造用金属材料で最軽量のマグネシウム合金は、電動化が進み軽量化がこれまで以上に重要となっている自動車のダイカスト部品に多く使用されています。
ただし、マグネシウムは溶湯時に大気に触れると発火、燃焼するため、製造時に溶解工程がある場合には、防燃対策を考慮した設備・周辺環境の整備、防燃ガスの使用が必要となり、また作業者の溶湯のハンドリング技術も重要となります。
日本マグネシウム協会では、自動車へのマグネシウム合金ダイカスト部品の使用増加を目指し、溶解時に燃え難く、従来の材料より各段に取扱い易い「溶湯難燃マグネシウム合金」を開発しました。
本講演会では、この溶湯難燃マグネシウム合金の開発経緯を中心に、自動車ダイカスト部品へのマグネシウム合金の応用へ向けた背景や技術開発の動向を紹介します。この貴重な講演会に、是非ご参加ください。

■日　時　2023年12月15日(金)10：00～16：30
■場　所　機械振興会館　B3-2（東京都港区芝公園3-5-8）
■参加費　会員：19,800円／一般：33,000円（※消費税10%含む）
■プログラム
10:00～ ①開会挨拶＋溶湯難燃マグネシウム合金の開発経緯と標準化
　　　(一社)日本マグネシウム協会　駒井　浩
10:20～ ②自動車へのマグネシウム適用の課題とダイカスト用溶湯難燃合金の必要性
　　　　　(株)本田技術研究所　木皮　和男　殿
11:05～ ③二輪車へのマグネシウム適用動向と溶湯難燃性の評価手法
　　　　　ヤマハ発動機(株)　鈴木　貴晴　殿
11:50～ ＜休憩＞
13:00～ ④溶湯難燃マグネシウム合金の特性評価（発火温度測定・耐食性）とMg研究紹介
　　　　　(国研)産業技術総合研究所　千野　靖正　殿・中津川　勲　殿
13:50～ ⑤溶湯難燃マグネシウム合金の機械的特性
　　　　　茨城県産業技術イノベーションセンター　行武　栄太郎　殿
14:20～ ⑥溶湯難燃マグネシウム合金の耐食性向上技術開発と山梨県におけるマグネシウム研究の紹介
　　　　　山梨県産業技術センター　佐野　正明　殿
14:50～ ＜休憩＞
15:05～ ⑦マグネシウム合金ダイカストの動向と溶湯難燃マグネシウム合金によるダイカスト部品の試作・評価
　　　　　(株)東海理化　牧田　祐樹　殿
15:45～ ⑧溶湯難燃マグネシウム合金を用いた自動車用ダイカストホイールの開発
　　　　　(株)戸畑製作所　松本　敏治　殿・(株)グローバルマグネシウムコーポレーション　野坂　洋一　殿
16:30 閉会

お申込みはこちらから
→→→開催案内・申込・講演概要(PDF)